So-net無料ブログ作成

落とした財布が、きちんと戻ってくる国 [いい言葉]

落とした財布が、きちんと戻ってくる国

『無私の日本人』(磯田道史 著)を読み終えました。



無私の日本人




  磯田道史氏は、映画化もされた『武士の家計簿』の原作者なのでご存知の方も多いでしょう。
『無私の日本人』は、雑誌の新刊紹介で知り、サンパウロの本屋さんに取り寄せてもらったものですが、『武士の家計簿』の主人公のように、“歴史上に表れることのない”、しかし、立派に生きた日本人を取り上げています。

 この本で磯田氏が取り上げた日本人たちは、「穀田屋十三郎(こくだや じゅうざぶろう)」、「中根東里(なかね とうり)」、「大田垣蓮月(おおたがき れんげつ)」の3人です。

   穀田屋十三郎は 仙台藩の貧しい宿場町の将来を慮って、同志とともに、家業(酒屋)の破産、一家離散(身売り)も辞さない覚悟で領主・伊達家(正しくは家老)を相手取り、 財政難に陥っていた藩に千両の金を貸し、その利息で宿場町を救おうと交渉を始める… といった(実話に基づく)ストリーなんですけど、下剋上が厳しく制限 されていた封建時代の話なので、今だったらふつうのような事でも、この当時はたいへんな事だったんですね。
ちなみに、この時代は百姓などが3人寄って話すだけで、謀反・一揆の疑いありとして牢屋にぶち込まれるリスクがあったし、いわんや庶民が政道に口をはさむことなどはもってのほかの時代でした。
穀田屋十三郎たちは、じれったくなるような長い期間をかけて、ようやく願いを達成し、宿場町を救うことができたわけですが、この救済計画の中心人物である穀田屋は、

”自分たちのした事を人前で語らないこと。
また、この事で子孫たちは驕り高ぶってはならない。
今後も宿場町のために助力を惜しまぬこと。”

との遺言を残します。

この穀田屋のご子孫は今もその町に健在で、磯田氏が訪ねて行って色々聞いたけど、子孫のご家族は微笑むばかりであまり話さなかったそうです。なぜ、先祖である穀田屋十三郎のことを話さないのか磯田氏が聞いたところ、
「昔、先祖が偉いことをしたなど言ってはならぬ、と固く禁じたから」
と答えられたとのこと。
先祖もたいへん立派ですが、ご子孫もご立派な方です。

『中根東里(なかね とうり)』、『大田垣蓮月(おおたがき れんげつ)』の話も感慨深いものですが、関心のある方は本を読んでくださいね。

あとがきで、磯田氏は、「今、 東南アジアを席巻しているものは、自他を峻別し、他人と競争する社会経済である。大陸や(朝鮮)半島の人々には、元来、これが合っていたのかも知れない。 しかし、本当に(そんな社会に)人の幸せはあるのだろうか?この国(日本)には、それとはもっと違った深い哲学がある。無名のふつうの江戸人にはその哲学 が宿っていた。この国(日本)にとって、こわいのは隣より貧しくなることではない。本来、日本人がもっている、このきちんとした確信がなくなることだ。地球のどの国よりも、落とした財布がきちんと戻ってくるこの国。ほんの小さなことのように思えるが、こういうことはGDPの競争よりも大切なことではないだろうか。」と書いていますが、本当にその通りですね。

自分のことしか考えない人の多くなった最近の日本人。
“本当の生き方”、”人間らしさ” というものを知るためにも、思い出すためにも、
ぜひ読んで欲しい一書です。


koujityuu
 日本旅行を10月に控えているため、去年から少しずつやって来た
家の修理は、どうしてもやらなければならないものは全てやってしまったので、
あとの急がないものは金がかかるのでしばし延期…

と考えていたのですが、階下の応接室の玄関へのドアの横の壁に
漏れ水らしいシミが現れ、日増しにどんどん拡大していくので、

「これマズくない

水漏れの根源はテラスのシンク下

水漏れ修理0



どうも、階上にあるテラスの流し台からの排水が、
どういうわけか階下の応接室の壁の中で漏れ出しているようです。


蛇口に「水、使うな、流すな」と張り紙をしました

水漏れ修理0水使うな



修理には、万能修理屋のNさんにお願いして来てもらいました。
彼は去年もずっと修理&リフォームをやってくれて、今はある知人の家の、かなり大掛かりなリフォームの仕事をやっていたそうですが、事情が事情なので急いでLoby家に来てくれました。

応 接室の中から壁を壊して排水パイプの破損箇所を見つけるのは、応接室の中がホコリだらけになるのでイヤだったんですが、Nさんの話では、排水パイプが20 センチもある外壁の内側寄り、外側寄りのどちら側を通っているかわからないけど、シミが内側にあるから… ということで、内側から壁を壊すことに[ふらふら]



水漏れ修理0aa

一応、ビニールシートを応接室の真ん中あたりに張りましたけど、やはりホコリは入ってきますね[あせあせ(飛び散る汗)]


水漏れ修理1

ヒビの入ったパイプ
水漏れ修理2a割れた下水パイプ
壁を壊して漏水の場所を発見。
見ると、パイプにヒビが入っており、どうやらここから排水が漏れているようです。

「なんでこんなところにヒビ[雷]が入っているんだろう

とNさんに聞くと、
「たぶん、外から何か打撃をあたえたんでしょう」とのこと。

何もパイプを叩く(打撃)する必要はないようだけど、建設中にはどんなことをしているか、
どんなアクシデントが起きるか分かりませんので、ヒビ[雷]の原因は不明です。
さて、この排水パイプを替えるには、上(階上)から下まで換えなければいけません。
漏れている箇所だけ修理しても、将来、ほかのとことから漏れ出すかも知れないからです。
人がすでに住んでいる家のリフォームって、経験したことのある人はご存知と思いますけど
たいへんなんですよね[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]
将来、このパイプが原因でまた壁を壊すことになるなんて想像もしたくないので、
少々荒っぽい外科療法でもためらわずにやって、トラブルの可能性を完全に除去したいです。

でも、上から下まで壁を壊すって本当にたいへんです。


点線のところを切って(壊して?)パイプを換える予定。
せっかく、去年の暮にペンキ塗り替えたばかりなのに…[もうやだ~(悲しい顔)]
水漏れ修理3

で、Nさんと2人、無い知恵をしぼって出したアイデアが、”パイプの内側にゴムホースを通す” というもの。
早速、近くの建材店に行ってみると、ピッタシのゴムホースがありました。


水漏れ修理3aメートルのゴム管

ちょっと余裕をとって4メートル購入しました。
厚みがかなりあるので、半永久的にもつと思います。

パイプ経が2インチなので、たぶん1.5インチだと思うけど、ぴったしです。
多少のすき間は接着剤でふせげばいいし。
水漏れ修理3aメートルのゴム管2

テラスの流し台の下の排水パイプを調べるために、セラミックタイルを剥がしているNさん。
これと同じタイルは予備がないので壊さないように剥がそうとしています。

水漏れ修理4



水漏れ修理5



Nさんの調査の結果、判明したのは、「排水パイプはコンクリート梁の中を通ってる」ということでした。
そして、それは「排水パイプの中にゴムホースを通すのは不可能に近い」ということでした[もうやだ~(悲しい顔)]
代案としてNさんは、「新しくPVCの排水パイプを付け直したほうがいい」と提案。


メジャーで測ったところ、テラスの床下60センチあたりで梁の中に
(たぶん直角で)入っているらしいことが判明。

水漏れ修理6


水漏れ修理6a60cm



内壁の化粧タイルは、まだ2箱ほどあるので数枚壊れても問題なし

水漏れ修理6bpisos




「新しく排水パイプを付ける」ってのはいいんですけど、
あの、4メートルも買ったゴムホースはどうするの

Nさんに言わせると、テラスの流し台の排水ルートに90°ベンド管などを使うから、ゴムホースは(90°曲げれないから)使えないということなんですけど、4メートルのゴムホースって使い道ないんですよね。

Nさんは「あ、あれはLobyさんの子どもたちに遺産として残してあげたら
なんてジョーダン言っていますけど、そりゃ何万円もするものじゃないけど、使わなかったら無駄金遣いじゃない

「Nさんはアタマがいいからさ、なんとかゴムホースを利用する方法を考え出してよ
とLobyはNさんが妙案を出すことを必死()に祈っています。

日本旅行③
プラン進捗状況

日本旅行プラン・レポート③です。
日本での滞在中は、宿泊施設紹介サイトを介してアパートメント&ホテルを予約しています。
一応、東京に一週間、大阪に一週間宿泊する予定。
日本には親戚もいますけど、友人のAさんを連れていくので親戚の家には行きません。
行ってもせまくて泊まるところないだろうし。
大阪はともかく、東京は宿泊費高いですね。
交通の便利で都心に近いところは一泊が150~200ドル/1人なんてアパートメントもあります。
それも、ただ寝るだけのスペースにせまいキッチン&バス・トイレが付いたくらいのもの。
Lobyが予約したのは都心から30分位のところにあるアパートメントで、これで一泊50ドル/1人くらい。
スペースはちょっと余裕があります。
アパートメントのメリットは、自炊&洗濯などできること。
なので食費を倹約できます。
とにかく、日本は物価が高いので、節約できるところは節約します。


usagi_wave.jpg
今日もご訪問有難うございます
lobo.gif

usagi_wave.jpg

あしあと(30)  コメント(7) 
共通テーマ:地域

あしあと 30

コメント 7

tsun

『無私の日本人』、映画観てから読みました。
映画の方もなかなか良かったです。
by tsun (2018-05-13 00:59) 

ぽちの輔

配水管の中にホースを入れると
水垢で詰まってるのと同じ状態になるので
水の流れが悪くなりますよ。
しかし、コンクリートの壁や梁の中に配水管を通すなんて
ブラジルの人はすごい仕事しますね(爆)
by ぽちの輔 (2018-05-13 06:59) 

kuwachan

本当にいつまでも
「地球のどの国よりも、落とした財布がきちんと戻ってくるこの国。」であって欲しいですね。
残念ながら私の落とした時計はまだ戻って来ていませんが。
by kuwachan (2018-05-13 21:29) 

横 濱男

自分も昔、飲みに行って財布を店に落としましたが、お店の人に聞いたら預かっていると言われた助かりました。
この様な善意は善意で皆さんに返さないと行けないと思ってます。
水漏れ大変ですね。
それにしても、Nさん職人ですね。

by 横 濱男 (2018-05-13 23:16) 

こんちゃん

今の日本では金目のものは帰りませんね。
悲しい現実です。
配水管工事もかなり時間かかりそうですね。
by こんちゃん (2018-05-14 04:13) 

トモミ

多分、「落とした財布が戻って来る国」ではありましょう、今の日本も。そして、そんな国は、地球上にそうそうないというのもまた事実。ただし、去年、私が落とした指輪は八方手を尽くしましたが戻って来ませんでした…
by トモミ (2018-05-14 16:01) 

Loby

>tsunさん、『無私の日本人』は映画化されたんですね。
 知りませんでした。機会があればDVDでも見てみたいです。

>ぽちの輔さん、排水管の中にホースを入れるのではなく、
 排水管の代わりにホースを使うのですが、ホースの直径は
 2インチくらいあるのでだいじょうぶです。
 それに、この流し台はキッチンのように常に大量の水を
 流したり、汚れ物を洗ったりしませんし。

>kuwachanさん、そうですね。
 落としたサイフが戻ってくる確率が他国よりバツグンにいい、
 ということで、100%ではありませんし、やはり高級アクセサリー
 などはもどって来ない確率は高いでしょうね。

>横 濱男さん、私も数ヶ月前に、近くの建材店に買い物に
 行った時、うっかりサイフをお落としてしまったのですが、
 そのあとに来た日系人のお客さんがサイフの中の名刺を
 見て電話してくれて無事返ってきました。
 こういうのは、ブラジルでは奇跡的です。
 (拾った人が、やはり日系人だったからでしょう)

>こんちゃんさん、最近は価値観や道徳観の違う外国人も
 増えていますし、若い人もかなり違った考えをもっているかも
 知れませんからね。
 排水工事は10日間ほどかかりそうです^^;

>トモミさん、やはり、サイフはもどってくる確率が高いかも
 知れませんけど、指輪などのアクセサリーは持ち主を確認できる
 ものがない(サイフにはありますよね)ので、それも手伝って
 届けない人が多いんでしょうね。


by Loby (2018-05-14 23:29)