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翻訳を生み出す苦しみ [日記]

  ふ~う...

ようやく『生れ出づる悩み』のポルトガル語訳が出来ました。


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日付を見ると今年の5月10日に翻訳スタートしていますので、

約5ヶ月かかったことになります。

まあ、出版社などからの依頼などではなく、あくまでも自発的に“ボケ防止”の一つとして始めたので、
期限もないので、ボチボチ時間を見つけてやってきたわけですが、


日本文学50選というサイトに
”逆境にも挫けず、傑作を生み出した青年画家の芸術家としての精神の成長を描いた短編”

と紹介されていたので「短編」というキーワードに惹かれて始めたのですが、
これが結構長かったです 

(『生れ出づる悩み』に関する日記はこちらにあります)


翻訳という仕事は、やった経験のある方はご存知と思いますけど、
技術書とか時事問題とかは比較的簡単なんですよね。
ほぼ直訳でいいわけですから。

これが文学作品とか詩などになると、かなり難しくなります。
やはり表現の問題で、作者の紡ぎ出したイメージの世界とか
表現(形容詞)とかを約するのが、かなり難しい...


とくにポルトガル語は「ボキャブラリーの多い言語」なんて
ブラジル人やポルトガル人は自慢していますけど、
30年以上、翻訳をやって来た者の感想を言うと、
それほどでもないよ~となります。
(日本の文学作品翻訳の難しさについては、こちらの日記に書いています)

これからは、翻訳をチェックしながら今年はじめまで教鞭をとっていた
学校のサイトにアップして行くつもりですが、それにまず先立って「はじめに」を書き、
作者紹介&作品紹介をしました。


有島武郎って、日本ではかなり有名かも知れないけど、
ブラジルではほとんど知られてませんし...
(ちなみにポルトガル語版Wikiにも載っていませんし...)



「はじめに」はこんな感じです。このページは日本語とポルトガル語で書いています。

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翻訳文をチェックしながら、HP作成ソフトで作ったページに記述していくわけですが、

翻訳で理解しにくいところとか、女性名詞・男性名詞の使い分け間違いがないか、

などを見ていくわけですが、

おっ、なかなか(翻訳が)よく出来ているじゃないかぁ

翻訳をよく吟味しながら読んでいると、

思わず、こんな声が出てしまいました。


まったくの自画自賛ですが、
なんてホザいてニンマリ笑っています

さらに、それだけにとどまらず、

ソファーで一生懸命にタブレットでゲームをしていた奥さんに

いや~、われながら“すごくよく訳せたと思っているよ...」


さすがにボクだね。ダテに長年翻訳やってないよ~

など、部外の者(妻以外)の者がいたら、気味悪がって逃げ出すようなことまでのたくりだす始末[あせあせ(飛び散る汗)]

えっ、じゃあ出版社なんかに売れるわけ

あはは。
奥さんもけっこうヤりますね


まあ、そんな事なんてないと思いますけど、
万が一、もし、そんな事が起こったら、
印税は気前よくすべて学校に寄付しますね。


とにかく、終わってみれば苦労しただけあって、
なかなかの翻訳で自分なりに満足しています。
こうなると翻訳するのも楽しいものです[るんるん]



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今日もご訪問有難うございます
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あしあと(29)  コメント(10) 
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コメント 10

ぽちの輔

翻訳の仕方ひとつで
伝わり方が違っちゃうでしょうね。
とっても難しいお仕事だと思います^^;
by ぽちの輔 (2017-10-08 08:30) 

こんちゃん

ぜひ読んでみたいと思ってもポルトガル語がわからないので無理ですが、文学の翻訳はニュアンスをどう表現するかかなり難しいでしょうね。
by こんちゃん (2017-10-08 12:01) 

すーさん

さすがLobyさん、グッジョブです(*'▽'*)!。
詩の表現を訳すのは難しそうすぎて、
一体どうやっているんだろう?と
クルクルしちゃいますヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3。
とにかく長期作業の完了おめでとうございます♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
by すーさん (2017-10-08 12:16) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

翻訳は難しいですね。
川端康成がノーベル賞を取った時のスピーチで、
あかあかや あかあかあかや・・・・と詠んだ詩の翻訳は大変だったでしょうね。
自分は教養が無いのでサッパリ分かりませんが。。(^_^;
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-10-08 14:04) 

kuwachan

同じ作家のシリーズでも翻訳者が変わったら
全く面白くなくなってしまったというものがありました。
翻訳と言ってもほぼ一冊本を書くようなものではないですか?
本当に大変だと思います。
by kuwachan (2017-10-08 16:59) 

tsun

>これが文学作品とか詩などになると、かなり難しくなります。
そうでしょうね。
日本語訳の本を読んでいても、ピンとこない表現ってありますもんね。
お疲れ様でした。
by tsun (2017-10-08 17:41) 

ヨッシーパパ

凄いですね。
語学に疎い私には、「尊敬」の一言に尽きます。
by ヨッシーパパ (2017-10-08 19:17) 

Loby

>ぽちの輔さん、そうですね。 
 いかに原文の伝えようとしていることをうまく訳せるか...
 すべてはこれにかかっていますね。
 それだけにやり甲斐のある仕事です。
 翻訳者なんてあまり注目は浴びませんけどね...

>すーさん、ありがとうございます。
 詩はたいへん難しいですね。
 よほどの言語知識と表現力がないとうまく訳せません。
 詩を上手に訳せる人は、超一流ですよ。
 (私ではありませんが...)

> なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん、スピーチで詩を読むのを
 訳すのは同時翻訳では難し過ぎます。
 前もって「この詩を読みます」と伝えてもらっていれば、
 前もって翻訳本を探したりして準備できますけどね。

>kuwachanさん、そういう例もあるのですね。
 たしかに外国の小説などの翻訳版を読んで、
 「これちょっとおかしいんじゃない?」と感じるもののあれば、
 まったくスムーズに違和感なく読めるものもありますね。

>tsunさん、どうもありがとうございます。
 日本語の表現ほど豊かなものはないと思います。
 それだけに、その日本語を駆使して書かれたモノは
 翻訳者泣かせとなります... ><

>ヨッシーパパさん、ありがとうございます。
 いえいえ、ただのボケ防止ですから^^;


by Loby (2017-10-09 23:15) 

トモミ

すごいです!
それにしてももう5ヶ月、月日の経つのは本当に速い!!
by トモミ (2017-10-13 13:01) 

Loby

月日の経つのは速いですけど、
翻訳はボチボチでやっていますので、
これくらいのペースで今後も続けます。
翻訳すると、さらに作品の内容が解かります。
『生れ出づる悩み』はたしかに
素晴らしい作品です。

by Loby (2017-10-29 20:15)